銀行 融資審査基準の重要なポイント4つとは

銀行 融資審査基準とは

銀行 融資審査基準とは、企業等が銀行から融資を受ける際に、銀行が融資を行うかどうかを判断するための基準です。銀行が融資を行う際の審査基準とはどのようなものか、その重要なポイントについて解説します。

銀行の融資審査は銀行行内において稟議書によって行われます。少額の融資については店長決裁によって店長による判断で融資するかしないかが判断されます。また、金額が大きくなり銀行の内部基準により一定金額を超える融資案件については本店決済となり、本店、または本部により融資実行の可否を審査されます。

銀行の融資審査基準において重要なポイントとなるのが次の5点です。

銀行融資審査基準のポイント1:資金使途

銀行融資審査基準の一番大きなポイントは、融資したお金がどのように使われるかという資金使途です。銀行は、貸し倒れのリスクを負って融資を行うので、そのお金がどのような用途で使われるかが、貸したお金が戻ってくるかどうかの判断のための大きなポイントとなります。資金使途が不透明であったり、または将来の返済が不安になる内容の場合、融資審査において審査落ちとなります。例えば、企業に融資を行ったお金が、社長の趣味のヨット購入や、本業とは関係の無い資金に使われるのであればお金を貸すことはできません。

融資を受ける際には、その資金使途をしっかりと説明できるよう資料を作ってプレゼンしましょう。

銀行融資審査基準のポイント2:借入企業の属性

銀行融資審査基準の大きなポイントとして、借入企業の属性について調査が行われます。もっと具体的にいうと、その企業が反社勢力でないか?反社に関係していないかどうか?貸したお金が反社に流れる可能性が無いか?各銀行内部でもつ反社データベースにより審査が行われます。企業の社長だけでなく、大株主が居る場合はその株主についても反社チェックが行われます。例え、全く反社に関係の無い企業でも、一度反社チェックにひっかかってしまうと、その後、何年もの間銀行内部データベースでは反社登録が続き、融資が受けられないこともあります。

銀行が審査を行う際、保有する反社データベース以外に、取引先や、インターネット上に流れている情報も参考にすることがあるため、日頃から、おかしな情報がネットに掲載されていないかチェックしましょう。また、風評被害に遭った際には、弁護士に相談するなどして、早めの対処が必要です。

銀行融資審査基準のポイント3:担保

担保があれば、お金が貸し倒れしそうになった際もお金を回収することができるため、無担保の場合と比べると融資に通りやすくなります。抵当権がついていない自宅や土地、または工場や山などの資産を持っている際は、その固定資産を担保提供することによりお金が借りやすくなります。

しかし、担保があればすぐにお金が借りられるかどうかというと、そう甘くはありません。担保は銀行にとって保険のようなもので、万が一返済が滞った際の最終手段としてお金を回収できるかどうかというものなので、担保以上に、その資金使途や今後の事業計画を銀行にアピールすることが重要です。

銀行融資審査基準のポイント4:取引メリット

融資をすることが銀行にとって、または、支店、または支店長などの銀行の決裁者にとってメリットがあるかどうかも、銀行融資審査基準に影響します。

例えば、銀行の各支店に、様々な目標やノルマが設定されていて、融資を行うことによりそのノルマを達成できるなら、ムリをしてでも融資したい(ノルマを達成したい)というのが融資審査決裁者の気持ちでもあります。

日頃から、銀行との人間関係をしっかりと築いておくことにより、いざ資金調達が必要になった際に、融資相談にのって貰いやすくもなることでしょう。

銀行融資審査に落ちてしまったら

資金調達が必要な時に、もし銀行審査に落ちてしまったら?その時はあきらめずに他の銀行、金融機関に融資相談してみましょう。各銀行、金融機関毎に融資審査基準は異なるため、A銀行でダメでも、B銀行で融資を受けられる可能性はあります。

それでも融資を受けられなかった場合は、銀行融資以外の資金調達方法について検討してみましょう。資金調達ドットコムでは、必要な資金金額、資金使途、資金調達時期など、簡単な質問に答えるだけで、最適な資金調達手法が分かる資金調達診断コンテンツもありますのでぜひご活用下さい。

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